6月に入り、そろそろ夏の旅を計画しはじめる頃でしょうか。
自転車で旅する手段には、
自分の自転車を持っていくか、もしくは、現地でレンタサイクルするか、
どちらかになると思いますが、ここ数年の私の旅はもっぱら、
「現地でレンタサイクル派」です。
というのも、私の旅はもれなく子ども(2歳)がついてくるため、
子どもとはいえ、2人分の旅の荷物を考えると
子乗せ仕様の自転車は輪行できない、というのが一番の理由。
旦那さんも一緒に行く旅なら、まだ可能性はありますが、
いつも思いついて、大人1人+子1人で勝手に旅に出てしまうため(笑)、
荷物は最小限に!が旅のモットー。
海外旅でも、現地のレンタサイクル情報をリサーチして、
旅の中で自転車に乗って楽しむ時間を、できるだけつくっています。
旅の場合は日常よりも、より強烈に
「自転車で移動することの楽しさ」を体感できるので、オススメです。
歩くだけではわからない街の魅力が、自転車だと
五感をフル稼働して感じることができるから、だと思ってます。
さて、今回掲載している写真は、昨年5月に訪れた、アメリカで最も自転車フレンドリーな都市と言われる「ポートランド」で撮影したもの。子連れ旅でもレンタサイクルをあきらめたくない!という執念で(笑)、旅の前にせっせとリサーチし、予約メールもがんばって英語で送り、日本ではめったに見かけない?子どもを乗せやすいカーゴバイクを市内の自転車店「Clever Cycles」でレンタルしました。
http://clevercycles.com/
というわけで、早速レンタサイクルでGO! ポートランド市内は道が広くて走りやすい! 主要道路でない裏道にもしっかり自転車マーク、ありました。
さらに交通量の多い道には、自転車レーンがきれいなグリーンでペイントしてあり、交差点ではクルマより前に自転車の停止スペースが! 自転車レーンの看板も、蛍光グリーンで目立ってます。
ポートランドは、街の中心を流れるウィラメット川に、いくつもの橋がかかっていて、そのデザインもさまざま。というわけで、レンタサイクルで「橋めぐりサイクリング」に出かけました。川沿いにはサイクリングロードが整備されていて、快適に走れましたし、橋の上にも自転車レーンがしっかり整備済。
市内には公園がいっぱいあり、自転車ラックのある飲食店もたくさんあるので、休憩スポットには事欠きません。天気にも恵まれ、半日ほど、子どもと一緒にサイクリングを快適に楽しんだのでした。
自転車で風を切って街を走るだけで、その街の住人の一人になった気分になれるのも、
旅先でのレンタサイクルの醍醐味。ポートランドでは、
自転車でお出かけ中のパパ&娘ちゃんから手を振って挨拶してもらったり、
と、サイクリスト同士ならではのコミュニケーションも思い出になりました。
旅の中でレンタサイクルに乗れるかどうかは、天気次第だったり、
子連れの場合は子どもの体調次第だったりもしますが、
それでもなんとかして叶えたい魅力がいっぱいなんです。
国内旅はもとより、海外旅でもぜひ、現地でレンタサイクルを楽しんでみてください!