あまのじゃくのせいか、どうも世間が桜々となっているときは、そんなに見に行きたい、写真を撮りたいと思わないのだけど、これから天気が崩れてくるということだったので、茨城県にあるサイクリングロード「つくばりんりんロード」に行ってみることにしました! 噂には聞いていたけれど、一度も行けていない桜の時期この場所、桜は、どれだけすごいのだろうと確かめる意味合いもあります!
朝9時、日中の予定が延期になったので、急いで家に戻ってバッグに詰めていたデジカメをフィルムカメラに詰めなおし、恵比寿駅10:27発の電車に乗って「つくばりんりんロード」の起点(または終点)のJR水戸線岩瀬駅まで約2時間の輪行旅。今回の旅はかなり思いつきだけど折りたたみ自転車こういうときとっても楽なんです!
午後1時、自転車を組み立てて、JR常磐線・土浦駅のゴールまで約40kmの道のりのスタート! やや曇っているけれど寒さはないので、なんなく終点まで行けるかなと、この時は思っていたのだけど……。
走り始めてすぐに桜に遭遇、まだ時期は早いかなと思っていたので、これは嬉しい! このルート、桜がすごいというのは本当でした! やっぱりWEBや写真だけじゃなく、自分の目で見ないと! 「つくばりんりんロード」は1987年に廃線になった関東鉄道筑波線の線路跡を利用した約40kmほぼ平坦で、初心者にもとってもオススメのサイクリングコース。もともと駅があったところのホーム跡が残されていたりと、まるで電車になった気分で駅間を巡るようにサイクリングできるのはなんだか不思議な感覚! 写真の場所はスタート地点の岩瀬駅から4.6km地点の雨引休憩所。
立派な枝垂れ桜にも遭遇! 大迫力!
途中通過する真壁の街は石の町として有名な場所で、サイクリングロード側で石の彫刻をよく見かけることができます。これがバリエーション豊富でいろんなものを見つけるのが結構楽しい! 写真ではちいさくなってしまったけれど、いつも見かける謎のスフィンクス的な何か。今回、時間が無かったので、いつもかなりのんびりする真壁の街中に寄れなかったのが心残り……。素敵でのんびりできるカフェがあったりと良いんですよ。
いろいろ咲いています! ちょうど菜の花が咲いている時期で、バックには筑波山。これで天気が良ければ最高なんだけど。
途中通過するサイクリングロード側の北条(ほうじょう)の街は、古い建物が未だ残っている場所。立ち寄って、ゆっくり訪問するのがオススメ。
こちらも北条の街にて。
水路と巨大パイプ。自分の自転車と同じ色だったので、写真を一枚。
約20km、半分ほど走ると、低い桜の木が立ち並ぶ、桜のトンネルエリアに差し掛かった。自転車での通学路にもなっている様子。実はこの日、終日、南風が吹き荒れて、南下主体&開けたルートがほとんどのため、ほぼ全部、強力な向かい風の中を走ることに……。土浦出発にすればよかったかなと。
やっと訪れることができた、桜の時期のつくばりんりんロードは大迫力で、ほんとうに最高でした! 散るころにも行きたいな。
僕が、つくばりんりんロードで一番好きな「田土部駅」跡。ホーム跡が高く、景色の抜け感が最高で、日が傾いている頃にいつも通過するせいか、ドラマティックな時間に、いつも遭遇できる。
まだまだ咲きそうです!
光が傾いてきたころの桜も素敵! 桜が特徴の「つくばりんりんロード」には、ところどころに桜のモチーフを見かけます!
フィルムのラスト一枚で撮った、有名な土浦のレンコン畑。風が弱ければ水面にいろいろ映り込むのだけど、終始強風のためあまり映りこまない……。この後、15分ほど走ってゴール地点の常磐線・土浦駅に到着。行きとは別の路線から輪行して帰りました。今回のサイクリングはほぼ全部向かい風だったので、40kmの道のりを約4時間半での走破は上出来かな。何度も訪れている場所だけど、ようやくこれた桜の時期は本当に良かった。散る時期は雪が降っているかの中を走れるのかななんて想像しながら帰路につきました。今度は風の予報を確認してから来ないと!